参入するビジネスにある2つの経済圏

参入するビジネスにはグローバル経済圏で戦うか、ローカルビジネス経済圏で戦うか、ビジネスをしていく上で、まずはそれを決める必要があります。

冨山和彦氏の著書「なぜローカル経済から日本は蘇るのか」では、その経済圏をG(グローバル世界)とL(ローカル)という分野に分けて説明をしています。

Gはグローバル化、IT革命により世界で勝負する企業、この場合、何が何でも世界チャンピオンになるしかなく、「栄光か死か」の2つしかありません。

つまりGの世界では、戦って負けた暁には「死」しかない、非常に競争が激しい経済圏で勝負するという事です。

まさに資本集約型産業の典型で、自動車、電気、医薬品などのグローバル製造業が主となります。

最近のビジネスではLineやパズドラ(ガンホー)といった企業もこの分野に入ります。

一方、Lの世界は労働集約型のビジネス、小売り、飲食、交通、物流、宿泊、社会福祉などのサービス産業が主です。

しかしインターネットの台頭により、このLの世界も大きな変化が起きており、例えば、レンタルCDショップについては1989年に6283店舗あったのが2015年には2370店舗まで激減しています。

更には、Amazonや楽天の台頭により、小売りも「今すぐニーズ」以外の顧客は急激にネットへ顧客をとられてきました。

これは、送料が以前と異なり無料となるケースが増え、明らかにネットの方が安くなるケースが多く、「風邪を引いたので、今すぐ風邪薬が欲しい!」といった今すぐニーズ以外は自宅まで運んでくれるネットの方が今後急速に台頭してくると思われます。

そしてAmazonでは当日お急ぎ便、楽天はあす楽と、今すぐニーズへの囲い込みも一気に進めています。

この事から、今まではLだったビジネスが、インターネットの台頭により、小売り分野もGのビジネスになってきました。

ずっとGで戦っているガンホーは2013年以降、急速に売上が下がってきており、グリーに至っては2012年をピークにその半分以下にまで2016年は落ち込む見込みです。

スマホゲームの市場は開発費用が上がってきてはいるものの、起業するにはある意味参入しやすい分野であり、多くの起業家が実際参入しています。

しかしその世界はGの世界である事を知っておく事が必要です。

そして、Lの世界でもネットの台頭により、小売りなどはGの世界に飲み込まれ、大きく状況が変わってきている事も知っておく必要がありそうです。

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