小資本でグローバル世界に参入出来た2つのビジネス事例

もし起業するとなった場合、グローバル世界(G)で戦うか、ローカル世界(L)で戦うか、それをまず決める必要があると、以前のブログで説明しました。

Gの世界で戦う場合は、巨大な資本が必要で、小資本でGに参入出来るチャンスは多くありません。

ソフトバンクがPepper君といったロボット事業に参入していますが、あれこそが巨大な資本を投下してやっているGビジネスの典型です。

また米Google傘下のGoogle DeepMind社が開発したAlphaGo(※1)もそうで、このAlphaGoの2年間の運用費用は30億(※2)ともいわれています。

※1:AlphaGoは囲碁のAI(人工知能)で2016年、イ・セドル九段に勝利。
※2:参照元:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1603/24/news058.html

こういったノウハウを用い、Googleは2015年から検索アルゴリズムにAIを実装するようになっています。

この様にGの世界で戦うには巨大資本が通常必要ですが、小資本でGの世界に入る事が出来るケースもあります。

その良い例がスマホアプリのコロプラです。

コロプラは2003年頃、馬場功淳社長が「コロニーな生活」を開発し、なんと個人サイトとしてサービスを開始、それが現在では数千億円の時価総額を持ち、馬場功淳社長は2015年の日本長者番付で16位になっています。

つまり小資本でGの世界に参入するには、スマホの台頭といった大きな変化にいち早く便乗し、利益を得て、その利益をどんどん再投資して行く事が重要です。

もう1社紹介しましょう。

まだGの世界と言えるレベルではありませんが、同じく小資本で上手くいった会社、テラ(証券コード:2191)です。

最近は赤字が続き、時価総額は低迷気味ですが、一時、テラは時価総額数百億まで行った最先端がん治療の会社です。

この会社は資金もないベンチャー企業からスタートしており、最もコストのかかる研究費用の部分を大学と提携する事で、莫大にかかる資金問題を解決しました。

つまり彼らの提供している最先端がん治療(樹状細胞ワクチン療法)は大学との共同研究から生まれ、テラは樹状細胞ワクチンを培養し、各クリニックに提供するビジネスモデルを展開しています。

この様に小資本でGの世界に入っていくためには、ガラケーからスマホといった大きな変化にいち早く便乗していくか、本来なら必要である莫大な資金を大学などの研究機関と組んで一気に削減するなどの工夫が必要です。

ただし、大きな変化は頻繁に起きません。

しかし、中規模の変化レベルであれば定期的に起きます。例えば、2010年にミクシィ(証券コード:2121)の笠原社長(当時)が新プラットフォーム公開し、ドリコム(証券コード:3793)がそのプラットホーム上で動くmixiアプリ モバイル版を開発。一気に売上を上げていった過去(※)があり、こういった変化も含めますと、チャンスはかなり多いと思います。

※ドリコムの売上推移は2010年23.7億、2011年29.6億、2012年71.9億!です。

よって、小資本でGの世界に参入するには、中規模以上の変化に敏感に反応するか、ロボットやAI、医療といった今後急速に拡大する分野に大学と提携し、参入する事が正しいかも知れません。

 

 

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