経営者

そもそもなぜ独立するのか?についてを考える

一般的に純金融資産が1億~5億未満の人を富裕層、5億以上の人を超富裕層と呼ぶそうです。

富裕層は95万世帯、超富裕層は5万世帯、合計100万世帯も日本にはお金持ちがいます。(注1)

人数にすると245万人だそうです。(同じく注1)

ところが、年収が1億円以上の人は、国税庁の「統計年報2014」によると1万5千人(注2)しかいません。

つまり裕福層245万人の1%未満なのです。

ここから分かることは、ほとんどの裕福層は給与所得以外で財を成しているということです。

もちろん代々財産を持っている裕福層もいると思いますが、日本の場合、3代で潰すといわれているとおり、相続税が非常に高いため、日本の裕福層は少なからず自身で財を成している人が多いのです。

社長は役員報酬という給与所得を得ます。

つまり社長になったらそれを元に億万長者になる人はほとんど居ないのです。

私も独立、起業しているので、偉そうな事は言えませんが、もしお金持ちになりたくて独立、起業を目指すのであれば、それはかなり難しいことを知っておく事と、独立、起業するならば他の目的(社内のメンバーのためetc.)を持って経営すべきです。

注1:PRESIDENT NEXT 2016.7.15号
注2:https://www.nta.go.jp/kohyo/tokei/kokuzeicho/shinkokuhyohon2014/pdf/gaiyo.pdf

中小企業は社長の資質ですべてが決まる!?

様々な会社の経営者と会う事が多いのですが、正直、中小企業は社長の資質でほぼすべてが決まってしまいます。

利益が出ない!赤字だ!これらの原因は社長にあるのですが、それを従業員やまわりの環境に責任をなすり付けている社長は少なくありません。

私の感覚では、従業員の事を想っていない社長は赤字か儲かっていない会社が非常に多いように思います。

中小企業の場合は一致団結して戦っていく事が大切ですが、従業員の悪口を叩く社長の会社は離職率も高く、従業員のベクトルはバラバラ・・・、これでは利益が出ないのは当たり前です。

よく仲良しこよしではダメだというマネジメント理論があります。確かに仲良しこよしである必要はありませんが、中小企業は一致団結して従業員のベクトルを1つの方向に向かせる必要があります。

そのためには従業員に対し、明確な方向性を示し、権限を与え、最速で突き進んでいく、そのためには従業員と共にお互いの関係を作っていかなければなりません。

そしてそういった関係が作り上げられると社長は従業員に対する感謝の念が強くなります。

従業員から社長に歩み寄ってくる事はありません。よって、まずは社長から歩み寄る事が大切です。

また環境のせいにしている社長は自らが無能である事を証明しているようなものです。

なぜならば、環境の変化を事前に察知し、会社の方向性を変えていくのは社長自身の仕事だからです。

写真フィルムがデジカメによって淘汰されようとしたとき、コダックは潰れ、富士フイルムは自分達の首を絞めるデジカメ業界に参入し、生き残った。

しかし今度はスマホにデジカメ機能が搭載され、デジカメが売れなくなった時、富士フイルムは次に化粧品(アスタリフト)と医療分野に参入し、また生き残った。

2016年現在、富士フイルムの時価総額は2兆3千億、売上2兆5千億、経常1,945億という恐ろしい企業となっているのです。

よって環境が原因といっている社長もダメ会社の典型なのです。